まず、作業に入る前にパーツの確認をしましょう。組み立て説明書の入っているものは殆どありませんので、Web画像でチェックすると良いでしょう。海外製のメタルフィギュアにはパーツ不足などのミスパックが起こることが良くあります。パーツ不足等がわかったら早めにお店に相談しましょう。(パーツが折れ曲がっているのは不良ではなく仕様です。慌てず騒がずゆっくりと曲げて直してくださいね)
・・・今回は全部揃ってました。
(工程1.)
【用意するもの】
・模型用ニッパー
・デザインナイフ
・各種ヤスリ(棒ヤスリなど) |
まずは、バリと呼ばれる成型の際に発生する余分な部分を削り取ります。大まかにニッパーで切ったあと、デザインナイフで削り取ります。
バリ(○印)がたくさんありました。 右は拡大図。
この時、ナイフだけで完全に削ろうとすると、ミニチュア本体に傷が付く恐れがあるので、無理をせずに、場所によっては棒ヤスリなどで代用します。
ケガに十分気をつけて!
また同様に、型分けのラインに発生している段差も処理して下さい。基本的に、ミニチュアの厚みが無い側に沿ってラインがあるはずです。写真のように顔の合わせ目にパーティングラインができている事もありますので、慎重に作業してください。
顔がぶさいくになってる事もあります(泣)
次は表面に残った酸化膜を落とすためにワイヤーブラシで擦りましょう。ピカピカになります。ゴシゴシやり過ぎるとモールドが潰れますので、様子を見ながら丁寧に作業しましょう。
終わったらミニチュアに残った酸化膜・油分・離型剤等を落とすために、中性洗剤を使って水洗いし、よく乾かしましょう。
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油分が残っていると、塗装膜が弱くなります。また、水分が残っていると、後の行程で接着剤・下地剤がうまく塗れません) |
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メタルフィギュアには“鉛”を含むものがあります。切削した粉は絶対に吸わないように注意し、作業した手で目を擦ったりしないで下さい。作業終了後は、必ず手洗いをして下さい。 |
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