【用意するもの】
・金属用下地剤(スプレー缶入りサーフェイサー・プライマーなど)
・新聞紙やダンボールなど: スプレー塗料で汚れない設備を作ってください。
・手袋・ビニール袋など: ミニチュアを保持する手が汚れないように。
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作業の前に、ミニチュアの足の裏側に15cm程度の長さの真鍮線を通しておくと塗装の際の“持ち手”となって便利です。タグがあるものは、タグを目玉クリップではさむ事で持ち手になります(図1)。手の油が付いたり塗料が剥げないように、洗浄後〜完成までは可能な限りミニチュアに直接触れないようにしましょう。 |
(図1)
■ メタル製品には、ゲームズワークショップ発売の『シタデル・アンダーコートスプレー』がオススメです。金属用のプライマー成分・サーフェイサー分(下地色)を含んでいるため、一回の吹き付けで塗装前の処理が終わりとても便利です。また、「プラサフ」(カー用品店などにありますが、梨地調になるものもあるので注意!)など、他にもプライマーを含むサーフェイサーが存在しますので、用途に合わせて入手しやすいものを使うと良いでしょう。
シタデル・アンダーコートスプレー
■ さて、吹き付け方ですが・・・どのスプレー塗料にも共通して、次の3つが基本となります。
1.) 一度に全体を塗ろうとしない
2.) 1ヶ所に集中して吹き付けない
3.) ミニチュアとスプレーの間を常に30cm程度に保つ
手始めに、塗料が届きにくい部分…腕や脚の間などの奥まった部分に軽くスプレーし、その後いろいろと角度を変えながら全体に吹き付けると、ムラになり難く上手く行きます。また、吹き付けの際は
「シューッ」では無く「シュッ」というイメージで数回に分けて、ミニチュアの右から左へ・・・あるいは、左から右へ缶を素早く移動させながら吹き付けるのが上手く行くコツです。が、この時に始点と終点がミニチュア本体にかからないように気をつけましょう。スプレーの吹き始め・終わりには、泡・粒状の塗料が飛びます。
なお、均一に染まるまで吹き付けようとすると、予想以上に厚塗りになってしまいます。神経質にならずに、金属地が透けない程度に染まればOKです。 細部や陰などどうしても塗料が回りきらない部分は、筆で同一色を塗ることでカバーすることにして、あまり厚く吹き付け過ぎないよう注意しましょう。
作業例) 手が汚れないようにコンビニのビニール袋や手袋を使いましょう。
■ 吹き付けが終わったら、ホコリがつかないような場所を選び、1〜2時間かけて十分に乾燥させましょう(10分程度で乾いたように見えますが、完全に乾燥するまで我慢です)。吹き付け〜乾燥までの間にホコリがついてしまった場合は、絶対に布などで拭わずにピンセットを使って慎重に取り除きます。
さあ、いよいよペイント開始です!
塗装下地について、より詳しくは・・・【白黒灰色?下地塗装編】で!
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