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●組み立て編●
組み立て基礎講座




 最近のメタルフィギュアは、ポーズや再現力に自由度を求めるため、組み立てが必要なモノが増えて来ました。それだけ立体映えするアイテムが多くなったということでしょうが、プラモデルとはちょっと組み立て方が違ったりしますので、参考までにご紹介します。

 
特に、『どうやって接着するの?』とか『接着しても直ぐ取れちゃう!』なんていう方、居ませんか?僕達はこんな感じで処理してます!

以降、【スミ入れ仕上げ】を除きレジン製品についても大体同様ですが、プラスチック製品については作業が若干異なります。詳しくは、プラモデル関連のHowToサイトや関連書籍をご覧下さい。

【用意するもの】
 ・メタルフィギュア(組み立てが必要なモノ)
 ・真鍮(しんちゅう)線(
)など: 太さ1o程度(必要な強度に合わせて)。
 ・ピンバイス(真鍮線と同じ太さのドリル)
 ・ニッパーなど(真鍮線の切断用): 金属加工に使えるもの。模型用は歯がダメになる場合も!
 ・お使いのカラー(赤・青など目立つ色)
 ・つまようじや筆
 ・エポキシパテ
 ・各種接着剤(ゼリー状瞬間・液状瞬間・エポキシ系など)


 .模型店よりDIYショップ・ホームセンターなどがお得です。金色の針金を目指して探してみて
  ください。

  ◆F.M.P.オススメ品◆

  ○瞬間接着剤(液状)
    WAVE: ×3G高強度・瞬間接着剤(F.M.P.ショップにて販売中!)
 
    →百円ショップでロックタイトが手に入る時代になったので、取り扱いを中止いたしました。
      お近くに百均がない場合は、大量にストックしておりますのでご相談ください。


WAVE:×3G高強度・瞬間接着剤


  ○エポキシ系接着剤
    WAVE :瞬間エポキシ接着剤・2分硬化タイプ(F.M.P.ショップにて販売中!)
     →上記液状タイプ同様に、百円で十分なものが買えますので取り扱い終了です。
      その他、200円だったりしますが…ピンバイスも揃ってしまいます。
      多くを望まなければ、始めのうちは百均ツールで十分!


 【作業開始!】

1.)メタルフィギュアの表面処理を終えましょう。【表面処理講座】


表面処理を終えた状態です。(キットが変わってます。スイマセン)

2.)強度を確保するためには…?

 
最近の接着剤は強度が上がりましたが、それでもやっぱり小さなミニチュアの数oの面積(腕の接着など)は、とても不安定です。そこで、補強として「真鍮線」を使うと…違いがハッキリ分かるほどしっかり接着出来ます。完成後に「取れた…」なんていうことの無いように、是非やっておきましょう!

3.)穴を開ける場所を探しましょう。   
  
  では、その真鍮線を通すための穴をピンバイスで開けます。当然ながら、最大限の強度を出すためには接着面と垂直になるように線を通す訳ですが…。どこに穴を開けるか印がある場合も少なく・・・『?』ですよね?繋げるパーツそれぞれに勘で穴を開けるのは危険です。『頭が右に寄りすぎた!』なんて可能性もありますから(笑)

  ということで、パーツ接着面の中心(ミニチュア本体では無くパーツ側)となる位置に、【盛り上がった点】となるようカラーでマークを付けます。つまようじを使うと、便利ですよ。

 マークを付けたら塗料が乾かない内に、パーツ同士を正しい位置で組み合わせます。スタンプの要領で、マークが写れば大成功!これで、穴を開ける場所が確定出来ました。


わかりづらいですが成功です。

 ここでマークが転写出来無い場合は…パーツ同士がしっかり密着していないということになり、接着剤も十分な強度を発揮出来無い場合があります()。すき間が開かないように、エポキシパテ等で埋めてあげて下さい。

瞬間接着剤(液状タイプ)は、パーツ同士に隙間があると強度が出ません。

4.)穴を開けましょう。

 3.の塗料が乾いたら、早速ピンバイスなどで穴を開けます。周囲のモールドを傷つけないように、気を付けて下さい。穴の深さですが…3〜5ミリ(より強度が必要な部分は可能な範囲で10ミリ程)を目安に、パーツを貫通しないように調整して下さい。ギリギリの深さの穴を開ける必要がある場合には、予めドリル部にテープなどを巻いて進度の目印をつけると判りやすいですよ。


誤って指に刺さないように気を付けて!

5.)真鍮線を差し込みましょう。

 穴の深さに見合う長さに、真鍮線をカットします。パーツの片方に、瞬間接着剤を使って固定して下さい。乾いたら、パーツ同士がきちんと合うかどうか仮組してみましょう。線の長さが極端に短くなる場合は、パーツの片側に固定してから切断してもよいでしょう。


上半身に長めに真鍮線を打って下半身パーツを貫通、馬に刺さるように調整もできます。

《合わない場合は…》
・しんちゅう線が長すぎる:合うようにカットしてください。
・穴の位置が合っていない:受け側の穴の径を少しずつ広げて調整してください。


それぞれのパーツにしんちゅう線をさした状態。ここから接着です。

6.)接着しましょう。

 仮組が問題無いようなら、いよいよ接着です。差し込む側のしんちゅう線と周囲の接着面に(※1)、瞬間接着剤を塗布してください(※2)。

 なお、ドラゴンの翼など、パーツの大きなモノについては、瞬間接着剤だけでは、強度が足りない場合があります。(オススメのWAVEなら、かなりの強度が出ますよ!)

《強度が足りない場合は…》
次から選択して処理してください。
○エポキシ系接着剤で接着(硬化するまで絶対動かさないこと!)
○瞬間接着剤で仮接着後、隙間があればエポキシ系接着剤を充填
○しんちゅう線部分のみ瞬間接着剤・周囲の接着面をエポキシ系接着剤を併用して接着

※1.
プラ製ミニチュアの場合は、接着面の両側にプラ用接着剤を塗りますが(溶着させるため)、瞬間接着剤は必ず片面のみに塗って下さい(場合によってはノズルを使い、パーツ同士の合間に流し込んで接着します)。
※2. 塗布量が多いと硬化時間が長くなりますし、強度が不安定になったり発熱する場合があります。『ベちゃっ』ではなく『サラッ』と塗るようにして下さい。水滴状では多すぎます。

 7.)組み立て完了!


↑の画像のものは実は接着してません(笑)上手く調整するとこのように固定できます。

 各種接着剤が乾いたら終了です。あとは、隙間を各種パテで埋めてあげましょう。【パテって何を使ったらいいの?…パテあれこれ編】へ。そのあと、【塗装下地講座】へと進んでください。





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